技術情報を確認する
各種試験結果のデータや、グリップコート品番ごとの耐薬品性をご確認いただけます。 耐薬品性を見る
各種試験データ
食用油(サラダ油)による加熱ひっかき試験
加熱方法 | グリップコートG-45 | 通常品 | 試験方法 |
---|---|---|---|
80℃ | ○ | △~○ |
|
100℃ | ○ | △ | |
120℃ | ○ | × | |
130℃ | ○ | × | |
140℃ | ○ | × | |
150℃ | △~○ | × | |
160℃ | △ | × |
(判定) ◯:全く異常なし △:やや膨潤の傾向あり ×:膨潤のため軟化
高温時曲げ強度
熱変形温度
熱変形温度 | 耐熱性 | |
---|---|---|
グリップコート G-45 | 130℃ | 70~80℃ |
通常のエポキシモルタル | 140~150℃ | 80~90℃ |
- 試験法 :ASTM-D648(3点荷重法)
- 試験片 :2.5×12.5×125mm、室温7日硬化
熱変形温度とは図のような装置で0.45N/mm2(66psi)の荷重を加え、媒体を2±0.2℃/min.で昇温した時、試料が0.254mm撓む時の温度をいう。耐熱性は熱変形温度よりも10~20℃高い温度と考えられる。
※回転窯、蒸気洗浄部付近は「U-45」を併用下さい。
耐火性
加熱温防火性能試験度 | 試験結果 | 試験方法 |
---|---|---|
残炎時間 | 25秒以下 |
国交省告示1231号 第2項及び4項 (日本建築総合試験所) |
発煙係数(CA) | 110.1以下 | |
温度時間面積(℃分) | 52.9以下 | |
燃焼性 | 1分45秒後に煙を出すが引火性は認められない。 中心部黒色に変化 |
供試体:150×150×5mm 養生:室温 7日間 ガスバーナーにて直接供試体を燃焼させる 燃焼時間:2分30秒 燃焼温度:1,500℃ |
耐圧試験方法について
非汚染性
試験結果 | 試験方法 |
---|---|
共通尺度 Z 1.85 汚れがほとんど気にならない~ほんの少し気になる |
NNK(日本塗り床工業会)試験方法に準拠した汚れ評価試験 |
耐熱性
試験温度 | 各温度での引張強度(JIS K6911準拠) | |
---|---|---|
25℃ | 24.0 N/mm2 | 100% |
40℃ | 24.2 N/mm2 | 101% |
50℃ | 22.1 N/mm2 | 92% |
70℃ | 12.4 N/mm2 | 52% |
80℃ | 11.3 N/mm2 | 47% |
抗菌性試験
●JIS Z2801準拠
仕様名 | KG-45 | KG-30 | U-45 | U-40 |
---|---|---|---|---|
大腸菌 | >5.1 | >5.2 | >4.6 | >4.8 |
仕様名 | 4.8 | 4.8 | >5.1 | >5.1 |
仕様名 | KG-45 | KG-30 | U-45 | U-40 |
黄色ブドウ球菌 | 4.8 | 4.8 | >5.1 | >5.1 |
大腸菌 | 2.5 | 4.8 | >6.1 | >6.1 |
難燃・難燃導電床について
溶剤等の使用量に従い、床材の酸素指数及び導電性(帯電防止性)についての消防庁の指導をクリアする仕様です。
難燃床
酸素指数26以上の難燃性、または不燃性の床仕様
エポキシ流しのべ | G-30NF | 酸素指数27.5の難燃仕様 |
---|---|---|
エポキシモルタル | G-45 | 酸素指数31.3の難燃仕様 |
G-40 | 酸素指数31.4の難燃仕様 | |
水性硬質ウレタン | U-45 | 酸素指数40.3の難燃仕様 |
U-40 | 酸素指数31.0の難燃仕様 | |
U-35 | 酸素指数29.0の難燃仕様 |
難燃導電床
酸素指数26以上の難燃性、または不燃性で、体積固有抵抗。108Ω・cm以下の導電性を備える床仕様
エポキシ流しのべ | EX-300NF | 酸素指数 29.0 体積固有抵抗2~10×106Ω・cm の難燃導電仕様 |
---|---|---|
エポキシモルタル |
エポキシモルタル + EX-300NF |
酸素指数 29.0 体積固有抵抗2~10×106Ω・cm の難燃導電仕様 |
エポキシモルタル + EX-100 |
酸素指数 31.3 体積固有抵抗2~5×107Ω・cm の難燃導電仕様 |
|
G-30NF + EX-100 |
酸素指数 27.5 体積固有抵抗2~5×107Ω・cm の難燃導電仕様 |
消防法での「不燃性または難燃性」の材料について
「不燃性および難燃性の判断は、試験の再現性を考慮して、JIS K7201(※)に定める酸素指数法により判断することとし、その試験法に基づく酸素指数が26以上のものを不燃性または難燃性を有するものとして取り扱うこととした。(中略)酸素指数が26未満の合成樹脂であっても、難燃化を行い、酸素指数が26以上となる場合があるので留意されたい。」
(※)酸素指数法による高分子材料の燃焼試験方法
(消防法通達の運用基準による)
酸素指数とは
所定の試験条件下において、材料が燃焼を持続するのに必要な酸素と窒素の混合気体中の容量%で表わされる最低酸素濃度の数値のことです。言い換えれば、材料が燃焼し続けるためには最低何%の酸素が必要かということになります。
空気中に通常21%前後の酸素が含まれているため、材料の酸素指数が26以上あれば、その材料は空気中においては燃焼を持続し得ないということになります。